柴犬を飼う上での注意点【 柴犬・ブリーダーズ 】

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柴犬を飼う上での注意点

柴犬を飼う上での注意点

柴犬の子犬 柴犬はとても賢く、また我慢強い犬種です。

トイレのしつけもすぐに覚え、1度覚えてしまえば
まず失敗することはありません。

最近では災害救助犬として認定されている子や、飼い主と一緒
にアジリティなどのドッグスポーツを楽しむ子も多く見られるように
なってきました。

強い警戒心を持ち、番犬としての働きを期待されてきた犬ですので、
他者を受け入れず攻撃的な面も出やすいと言われています。

でも、その性質も飼い主の考え方1つで、変わってくるものです。

家庭犬としてよりフレンドリーな性格に育てたいと思えば、小さいときからたくさんの人や犬に
会わせ、上手にコミュニケーションを取る方法を教えてあげることで、不必要な強い警戒心を
抑えることができるようになります。

それぞれのライフスタイルに合わせて、犬との暮らしの中にもきちんとしたルールを作ることが、
お互いにストレスのない、楽しい愛犬との生活を送るための第一歩といえるのではないでしょうか。

1.お手入れ
柴犬のお手入れは、とても簡単です。
かと言って、不潔な状態が続くと皮膚病などの原因にもなりますので、
少なくとも1~2ヶ月に1度くらいはシャンプーをするようにしてあげてください。

普段のお手入れとしては、スリッカーブラシで全身をとかし、死毛や汚れを取り除いてあげ、
必要に応じて蒸しタオルなどでマッサージをするように拭いてあげるといいでしょう。

特に季節の変わり目の換毛期には、大量の下毛が抜けますので、
こまめにスリッカーブラシを使って抜いてあげると、スムーズに毛が生え変わってくれます。

また、室内で飼っている子ももちろんですが、特に外飼いの子はノミダニ対策にも気をつけて、
しっかりとした予防をしてあげるように心がけましょう。

爪切りは、十分な運動をさせていれば、地面にこすれることで自然と削れていくので、
特に必要はありません。時々確認して、伸びているようなら切ってあげましょう。

2.運動はしっかり!

もともと、狩猟犬として野山を走り回っていた柴犬ですから、
しっかりとした体を作るためには十分な運動が必要です。

特に身も心も充実してくる成犬時には、普段のお散歩だけではなく、時には自転車と
一緒に長い距離を走ったり、ドッグランなどで思いっきり走らせてあげたりしましょう

いたずらが激しい場合などは、運動が足りていないことも考えられます。

しっかりと運動することで、ストレスも発散でき、
精神的にも安定した生活を送れるようになりますので、ぜひ試してみてください。

3.柴犬のここに注意!

◎豆柴について

より小型な柴犬に対して、豆柴という名をつけて販売されることがあります。

熱心な繁殖者たちによって、健全な豆柴を作出しようという動きもありますが、実際には体が
小さいことにより、体質的に弱かったり、先天性の問題を抱えていたりする子も多いようです。

そして何より、JKCも日本犬保存会も、豆柴という犬種を認めていません。
また、今後も犬種として認定する動きはないようです。

ことさら小さいことをアピールし、販売されている子犬には十分注意してください。

◎環境にも配慮を

最近は、柴犬も室内犬として飼われるケースが増えてきましたが、
まだまだ外飼いをされている家庭も多いようです。

昔から日本に生息し、日本の自然の中で暮らしてきた柴犬ですから、
日本の環境には十分慣れていて、体質的にも強い犬種ですが、
やはり外で飼う場合には、その環境には十分注意をして欲しいと思います。

柴犬はとても我慢強い性格なので、多少環境が悪くてもそれにじっと耐えてしまうのです。

冬は犬舎の中に古い毛布を1枚入れてあげるとか、夏場は犬舎がきちんと日陰を確保できる場所
にあるかどうかなど、ほんの少しの気遣いをしてあげてください。

特に暑い夏は、熱射病などにかかると命に関わることになりますので、
可能ならば扇風機なども用意してあげるといいでしょう。

柴犬のかかりやすい病気

柴犬の子犬柴犬はとても丈夫で、病気にもかかりにくい犬種です。

ですが、最近は外飼いから室内飼いになったり、人間の残り物を
食べていた時代からドッグフードの時代へと変わってきたことにより、
その体質にも少しずつ変化が見られるようになってきたようです。

特に外での生活から室内での生活へ切り替わることにより、
日に当たる時間が短くなり、それが皮膚を弱くする原因となって、
様々な皮膚トラブルが増えてきました。

皮膚トラブルには、湿気や不衛生な環境が原因となる急性湿性皮膚炎や、
食べ物やハウスダストなどが原因となるアレルギー性皮膚炎、
ホルモンバランスの乱れなどから起きる内分泌性皮膚炎などがあります。

異様に体を痒がるとか、脱毛などの症状が見られた場合には、
すぐに動物病院へ連れて行ってあげるようにしてください。

また、やはり室内飼いであることや、ペット用のおやつなどが手軽に購入できるようになり、
ついついおやつをあげすぎてしまう飼い主さんも増えてきました。

それに運動不足などの原因も加わって、近年では肥満になる柴犬も増えてきています。

人間と同じように、肥満は糖尿病や心臓病などの原因にもなりますし、
重すぎる体重が脚腰への負担を大きくし、関節の問題を引き起こすこともあります。

普段からきちんとした食生活を心がけてあげるように注意しましょう。

その他にも、無理な繁殖による膝蓋骨脱臼や股関節形成不全なども増えていますし、
腫瘍や子宮蓄膿症、白内障や角膜炎などの目の病気、外耳炎などの耳の病気など、
その疾患は多岐にわたるようになってきました。

普段から愛犬の様子をきちんと観察し、少しでもおかしな様子が見られたときは、
すぐに動物病院へ行くようにしましょう。

特に外飼いの場合は、意識して犬の様子を観察するように心がけないと、
小さな変化を見落としてしまいがちです。

大切な家族の一員ですから、健康で少しでも長生きできるよう、
飼い主さんが注意深く見守ってあげてください。

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